フェイク

令和5年(2023年)2月20日(月)

「ウイルスに感染したので帰ったらパソコンを見てくださいね!」

勤務先に妻からプラス・メッセージです。

「電話してくださいと言うけれど電話料金がいるのでかけません」
と続きます。

パソコンで検索中に、不用意にリンクを踏んだようですね。
「それは騙しの表示です。何もしなくて良いです。詐欺の手口で、慌てさせて、お金を取ろうとしています。」
と、メッセージを返して帰宅後ゆっくり見ることにしました。

あー、やっぱり…

偽のセキュリティ警告
パチもんらしい拙い日本語で警告 

Webブラウザ(Firefox)を起動すると画面が暗転して中央に何やら警告表示し、(昔流行ったmarqueeの様に)流れる文字表示がタスクバーを隠しています。

Windows Defender(のダイアログ)に似せているのでしょうが、嘘臭さ満点です。さっさと片付けましょう。

キーボードからタスクマネージャーを起動して、

Ctrl + Alt +Del
タスクマネージャーを起動する

Webブラウザ(Firefox)をタスク終了させます。

はい、元通り。

タスクマネージャで即解決
Webブラウザのタスクを止める

再度Webブラウザ(Firefox)を起動すると、タスクマネージャーで強制終了されたセッションをどうするか聞いてくるので、“新しいセッションを開始”します。

セッション中断のお知らせ
セッション中断の後処理

因みにどこで引っ掛かったか、履歴を表示してみます。偽の警告画面が出る直前のWebサイトは妻の興味を引きそうな占いブログで、サイト内の広告リンク(か何か)を踏んだようです。

直前のWeb履歴
偽の警告画面が出る直前のWeb履歴

怪しげなWebサイトの痕跡は消し去りましょう。

Webの履歴を消去する
最近(今日)の履歴を消去してお仕舞い

履歴の最後にあった「WindowsコードFirewall0x268d3」を検索すると、類似の偽警告を注意喚起するWebサイトが数多くヒットしました。

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