新東名

平成28年(2016年)3月8日(火)

ロングドライブ、久しぶりです。行先は東京、自宅から片道500kmの距離です。

ロングドライブに熱を上げていた30代の頃は、休憩もそこそこに苦も無く走りきれた距離でしたが、還暦に近づいたこの歳では、体調管理が万全でないとちょっと身構えてしまいます。

東京まで往復するだけなら新幹線利用が楽で速いのに…と(安全確実、自堕落な?)誘惑にかられそうですが、17年目の車検を終えたクルマで、開通したての新東名高速道路を走ってみることにしました。

伊勢湾岸道路も整備されて、名阪国道経由なら名神高速/新名神高速道路より短距離で東名/新東名高速道路に接続します。

山間を貫く新東名高速道路は橋梁とトンネルが連続して起伏とカーブが少なく幅員の広い3車線道路が続くので、時速100キロで走っても80キロの速度感覚です。交通量も少なく、巡航速度が楽に維持できます。

NEOPASA浜松
NEOPASA浜松 ピアノ楽器の意匠

新東名高速道路のサービスエリアは新しくできただけあって快適です。施設ごとに地元の特色を活かした意匠がなされていて旅行気分を盛り上げてくれます。

この日の天気予報は終日晴れですが、明け方は全国的に濃霧でした。昼過ぎも低く曇りがちで新清水ICにさしかかる頃、雲の合間に富士山の長い裾野が見えました。「今日は見えなくて残念…」と思いつつ、トンネルを抜けると局地的に雲が切れ、富士山の秀麗な姿を目にしました。

富士山
雲間に富士山が姿を現す

都心に近づき首都高速道路で高層ビル群の合間を抜けるようになると、ゴールが見えてきたようで感慨深いです。

東京都心にクルマを乗り入れるのは初めて。目的地までカーナビに頼りたいところですが、交通量が多く勝手知らない道を危なげなく走るには…と、予めインターネットの地図情報をつぶさに見ておきました。

霞が関ICを出て、まずは最寄りの給油所に直行します。出発前に満タンにして、半分くらいしか減っていませんが。燃費は予想を超える16km/L、過去最高です。

1日目の走行距離は521キロ、途中3回休憩を入れて出発から到着まで9時間かかりましたが、疲労感はありません。

皇居の近くのホテルに一泊。高層ビルが建ち並ぶ丸ノ内のオフィス街をそぞろ歩き、東京駅までお土産を買いに出かけ、本日の予定は終了です。

平成28年(2016年)3月9日(水)

今日は午前中の表彰式典に臨み、午後の皇居参観を終えてから、その日のうちに帰宅する(ちょっとハードな)スケジュールです。

皇居参観を口実に、妻と連れだって東京までやって来ましたが、前日の春の陽気から一転、寒気と雨模様のお天気です。

坂下門から入って深い森の中、皇居内を一周巡りました。日本の国造り原風景とも歴史の底の澱とでも喩えられそうな深閑とした雰囲気を感じました。

坂下門前
坂下門前

参観を終えてクルマを置いているホテルに戻り、着替えを済ませて早々に出発します。首都高速道路を出るまで少し渋滞気味でしたが、地元ラジオ局のローカルな話題に聞き入って退屈しませんでした。

夕食は海鮮丼が人気なサービスエリア、往路はお昼時で満員・スルーしたところ。妻が土産物の店内で握り寿司パックを見つけました。その日の売れ残りで半値です。お財布にやさしい夕食になりました。

帰路は本降りの雨に遭い、長い夜間走行となりました。その間も妻は(あまり)居眠りせず話相手になってくれます。他愛ない話でも笑いは最高のリラックス&眠気覚ましです。妻がうたた寝している間は、お気に入りの音楽をガンガンかけます。

トンネルの多い新東名ですが、LED照明の明るくて広いトンネル内は、暗闇の夜道より走行感覚があってとても走りやすい。これは新感覚でした。

2日めの走行距離も521キロ、途中3回休憩を入れて8時間でした。ひょっとして午前様?かと思いましたが、日付が変わる前に無事に帰宅できて安堵しました。翌日は普通に出勤です。

4万km
オドメーター 4万+2km

余禄は4万キロのキリ番です。帰りの名阪国道でオドメーターが繰り上がるところを目にしました。夜間走行中なのでその刹那は写真に撮れませんでしたが、休憩予定のサービスエリアに到着してから写真に収めました。

2日で1000キロ以上走りましたが、(歳の割には)頸・肩・腰は全く平気でした。今年初めから腕立て伏せ20回を日課にしていたのが、ここで利いているみたいです。

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