旧車の名分

平成31年(2019年)2月11日(月)

長らくクルマを乗り続けると出費が嵩むようになります。

20年目の12か月点検を控え、半年間放置したクルマをバッテリー交換し、その後試運転しました。戻り駐車の際、駐車場の床面にオイル染みを見つけました。エンジンのオイル漏れと思われます。

オイル漏れ
駐車場のオイル染み

点検・整備は毎度のディーラーで、状況を告げて診てもらいます。どうもエンジンとトランスミッションの接合部からオイルが滲み出ている模様。その周辺をブラシ洗浄して、オイル漏れの経過観察となりました。

エンジンとトランスミッションの接合部
エンジン接合部の底

オイル漏れの原因は内部を診ないと特定できないそうなので、一度エンジンをクルマから降ろし分解整備する必要があるとか。エンジン・マウントの交換も含めて、整備見積りをもらいました。オイルシールやベアリングなどの交換部品はまだ在庫があるようで、工賃を含めて総額15万7千円。

春と夏の行楽シーズンを外して整備するタイミングを計ることにします。

齢20年のエンジン
エンジン整備の見積もり

春の行楽は瀬戸内の『しまなみ海道』、本四架橋の尾道・今治ルートまでロングドライブ。彼の地の公園駐車場で出逢った同年輩の方が、懐旧にひたり見てくれました。

このクルマも車齢20年を経て、そろそろ旧車の領域に入ったようです。

しまなみ海道
12か月点検後のロングドライブ

旅行直前に右のドア・ハンドルがつぶれました。消耗品の交換に加え、経年劣化による部品修理が重なります。

これから先の整備はレストアと観念して、日々維持していくところが旧車たる所以でしょうか。

平成31年(2019年)4月29日(月)

1週間ディーラーに預け、右ドア・ハンドルの修理と、タイミングベルト、ウォーターポンプの交換も併せて、懸案のオイル漏れを整備しました。

御代は〆て25万9千円。タイミングベルトはもう在庫(登録)になくて、社外品で対応してもらいました。

令和元年(2019年)8月24日(土)

この夏の行楽に、岐阜県の奥飛騨温泉郷 平湯温泉まで往復ドライブしました。

日常的に使用しないクルマなので、春の整備後の初の本運行となります。

その初日、トランスミッションに不具合発生です。5速(マニュアル)にシフトアップすると、すぐにシフトが抜けてしまいます。症状は緩いものの、3速もシフト抜けが起きます。シフトがニュートラルで(クラッチを繋ぐと)異音がします。

“4速縛り”のロングドライブ・・・、旅先からディーラーへ電話を入れました。帰宅後にディーラーへ搬送。盆休みを挟んで、トランスミッションをオーバーホールしました。

ミッション内部でシンクロメッシュ周りが機能不全を起こしていた模様です。

シンクロメッシュ
ミッションの交換部品
(マウスオンでロールオーバー)

部品代と工賃を合わせ費用は13万5千円。春の整備と関わりのない別の故障でしたが、ミッションの脱着相当分の値引きをいただきました。

シフト・フィールがより滑らかに、若返りの感触。

令和2年(2020年)2月28日(土)

21年目の継続検査を終えました。総走行距離は4万4千キロながら、車齢を勘案して消耗品の交換はできる範囲で済ませておこうと思います。

今回のメイン・メニューは前後サスペンションのダンパー交換です。これに係る部品代と工賃は17万7千円。車検整備の諸々と併せ出費は嵩みましたが、新車当時の脚回りが蘇り満足です。

フロント・サスペンション
ダンパー交換

ディーラーの方に指摘されるまで『ショック(アブソーバー)の抜け』具合に気づかなかったのですが、交換後は『定規で直線を引いた』ように真っ直ぐ突っ走ってくれるようになりました。

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