クルマのボディーカバーを取り替えます。
新品卸したてから2年と2か月の間、クルマの外装を紫外線から護り続けてくれました。カバーの生地は、指で軽く引っ張るだけで裂けるほど脆く劣化しています。
脆く劣化した生地が裂け始める
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裂けた部分に補修シートを貼り合わせても、次々と他の部分が裂け始める頃合い。今年は台風に遭って真っ二つに裂けることはありませんでした。
市販のボディーカバーは、使い勝手の良いようにリフォームして使います。
市販のボディーカバーをリフォームする
土日祝の3日間かけてボディーカバーを縫製加工し、お天気を見計らって洗車後、新しいカバーに交換します。
新しいボディーカバー
カバー前後の裾周りは、自転車用荷造りゴムひもを使って張力をかけ、絞っています。強風に遭っても捲られないよう、現物合わせで力加減します。
フロント下周りのカバー裾絞り
ボディーカバーのリフォームに手間暇かかりますが、普段は年に1~2度の洗車・ワックスがけで済むところが重宝しています。
クルマのボディーカバーが、いつの間にか裂けています。生地が脆く劣化するには、まだ半年ほど早い頃合いですが、季節風に煽られた程度で修復不能な状態になっていました。
1年3か月でお役御免
ドアミラー・ポケット上側の縫い目に沿って生地が裂けているところは、先代のボディーカバーと同じです。フロントの裾絞りで強く引っ張られ、生地がフロントガラスから浮くほど強いテンションが掛かっていたのが原因かも。
ともあれ、早急にボディーカバーを新調します。
昨年買い置きしていた同じ製品で、例のごとくリフォームに着手します。
延べ3日の縫製作業
縫製に使うミシン糸(ポリエステル30番)を買い足し、ドアミラー・ポケットは前回のタイヤ収納カバー生地の端切れを使い、裾絞りゴム紐その他諸々のパーツは先代から流用します。
23年目の車検までこのまま待機
リフォームにあたって、ドアミラー・ポケットと裾絞りゴム紐の取付け位置を先代から少しだけ修正しました。
もう少し(生地が丈夫で)長持ちしてほしいところです。
今冬一番の寒気で吹雪いた夜、カバーが盛大に裂けました。生地の劣化具合を甘く見て、小さなかぎ裂きを補修せずにいたのが致命的でした。リフォームで長年使い回してきたナイロンベルトも、強風に煽られ千切れてしまいました。
裂け方が廃棄処分な状態ですが、ガムテープで何とか貼り合わせて復元し、カバーを新調するまで、雨露を凌いでもらいます。
裂けたカバーの応急処置
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ということで、早速ボディーカバーのリフォームに取り掛かります。
今回は先にドアミラーポケットの縫製から。生地は別途調達したタイヤ保管カバーをばらして使いました。
先にドアミラー・ポケットを縫製する
本体の縫製に着手すると、嵩張るカバーを小さく畳んで仕舞うのが難儀になります。
カバー本体のリフォームに取り掛かる
まず、裾を絞る紐は無用なので、引き抜いて縫合。
裾絞りの紐を引き抜く
裾絞りの口を縫い合わせ
本体の縫い目を(二重に)重ね縫いして補強し、次いでドアミラー・ポケットを縫い合わせ取り付けて、カバー上部の完成。
ドアミラー・ポケットを縫い付ける(1)
ドアミラー・ポケットを縫い付ける(2)
次いで、カバー裾周りの縫製。まず後部と左右両側の中央部にベルト留めを縫い付け、
裾絞りのゴム紐を繋ぎ留めるベルトを縫い付け、最後に、カバー全周を裾上げします。
カバーの裾上げ(全周)
裾絞りのゴム紐は自転車用ゴムロープを使います。よく伸びない(伸び代が少ない)ゴムロープは、裾絞りの張り加減とカバー前後の掛け具合で、使い勝手が悪くなりがちです。
カバーの強風対策
今回は、よく伸びるゴム紐を輪に適当な長さの紐を結びつけて、裾絞りに用います。
ゴムロープと紐の組み合わせ
カバー前後裾絞りにゴム紐を通す
ボディーカバーをリフォームする間にも、応急処置したカバーが次々に裂けてきました。
リフォームの最中に、次々と裂ける
新しいカバーをかけて、一安心。
24年目の点検を終えて、カバーを新調
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タイヤ保管カバーの生地くらいの丈夫さがあれば、これほど短期間でリフォームを手掛けなくて済むのに・・・と思う今日この頃。
ボディーカバーを新調して1年半。カバーを収納する際、指先で軽く引っ張っただけで生地の一部が裂けました。そのまま放置できないので、直ちにガムテープで貼り合わせ、応急処置(都合三度)しました。
当面はこの状態で雨露をしのぐとして、ボディーカバーの新調・リフォーム作業に取り掛かります。
裂けたカバーの応急処置
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前回同様、ドアミラー・ポケットを先に縫製して、ボディーカバーのリフォーム作業に取り掛かりました。
裾絞りの紐を引き抜く
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裾絞りの口を縫い合わせ
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30番ポリエステル糸100mホビン巻き2個用意して始めましたが、最終工程で足りなくなって1個追加注文しました。
縫い合わせの補強縫い
さらに補強縫い
丈夫な糸で補強縫いを重ねていますが、ボディーカバーの生地の耐久性を考えると、過剰な縫製かも。
生地が嵩張るミシン掛けは、お気楽な作業ではありません。十分注意を払っても不細工な縫い合わせを度々見ます。
不細工な縫い合わせの例(解いてやり直し)
今回は、ドアミラー・ポケットの取付け部分を補強しました。ポケットの取付位置に、より大きめの布地をボディーカバー裏面に縫い付けます。
ドアミラー・ポケット取付け部分の補強
ドアミラーが掛かる部分でボディーカバーが引っ張られ、劣化した生地が裂ける傾向にあるので、その対策です。
ドアミラー・ポケットを縫い付ける
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ドアミラー・ポケットの縫い付けが終わって、リフォームの山場は越えました。
ポケットの縫い付けが終わって・・・
補強生地とボディーカバー生地を切り開く
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ボディーカバーの裾絞り・強風対策に使うパーツは、前回のものを流用せず、新たに揃えました。ゴム紐は、前回の輪っか2本引き仕様が思いのほか張力が強く、カバーの着脱取扱いに難があったので、今回のリフォームで改めました。
ボディーカバー裾絞り・強風対策のパーツ
ゴム紐をつなぎ留める位置は前回と同じです。(ボディーカバーの全長の中間点から、前方150cm、後方160cmの位置に印を付け、そこから10cm先にD環をセットし、縫い付けます)
ゴム紐を留めるD環の位置決め
D環をボディーカバーの裾の中に縫い付ける
先にボディーカバーの裾周り全周を10cm裾上げ(縫い合わせ)します。D環の縫い付け、ゴム紐の結着する箇所は、開いておきます。
ゴム紐をカバー前方・後方の裾に通す
D環にゴム紐の一端を(もやい結びで)結着し、もう一端にゴム通しをセットし、ボディーカバー前方(後方)の裾の中を通して、対のD環に結着します。
ボディーカバー前部裾のゴム紐
ゴム紐のD環結着時の全長は140cm
ゴム紐がセットできたところで、開いていた裾を縫い合わせてボディーカバーの完成です。
ボディーカバー後部裾のゴム紐
ゴム紐のD環結着時の全長は140cm
D環結着時のゴム紐の全長は前後とも同じです。裾絞りの張力・伸縮は適度にあり、ボディーカバーの着脱取り扱いも易くなりました。
ボディーカバーを新調
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耐用年数(1年半?)を越えるボディーカバーは、台風襲来はともかく、不測の強風に遭っても盛大に裂け廃棄処分となります。都度ボディーカバーの更新のため、リフォームの際には別途『備品』を買い置きしています。次のリフォームの機会は、おそらく27年目の車検の頃(?)かと思います。
希少となりつつなるMT車。クルマを買い替える気はないので、次回も無事に車検を通して、『備品』が無駄にならないことを祈ります。