デジタル一眼レフカメラを買いました。
PENTAX K-5
(マウスオンでロールオーバー)
長年使い続けてきた一眼レフカメラOLYMPUS OM-1の内蔵露出計が機能しなくなったため、どうしたものか思案し続けていました。
昨年の息子の中学校卒業式では、手元に露出計をおく代わりにコンパクト・デジタルカメラを併用し、露出の見当をつけて(200mm望遠レンズで)撮影しましたが、悠長にカメラを構える状況にないと撮影そのものが難儀です。
昨夏の南アルプス登山、今夏の北海道旅行の際、他のカメラと共に携行しましたが、終にOM-1の出番はありませんでした。
長年使い馴染んだ道具でも見切りをつける潮時でしょうか…と思いを強くした頃、目に留まったのがPENTAXのデジタル一眼レフカメラでした。自分の望みを一番よく体現しているカメラとみました。
そのPENTAX K-5は既に生産終了していましたが、運良く流通在庫の銀塗装のモデルが手に入りました。
どんなに高機能なカメラでも、使い方を知らないと宝の持ち腐れ。カメラの電源を入れる前に、まずは取扱い説明書を全部読み通すことにしました(…まる一日かかりました)。
それから、とりあえず、動作確認。居間で寝転んでテレビを見ている息子たちに、カメラを向けて試し撮り(全自動モードで)。補助光なしの蛍光灯の下でも自然な発色の、手ぶれのない写真が撮れました。
静かなシャッター音で、二人ともカメラに気付かないようです。
静かなシャッター音
写真を撮っても、気付かない…(ふり?)
わが家は今でもブラウン管テレビです。フォーカルプレーン・シャッターらしく、テレビ画面に走査線の陰が出ています。
まだ幼い頃の、テレビに見入る息子たちの写真を、ふと思い出しました。
背後から密かに写真を撮ると…
(マウスオンでロールオーバー)
コンパクト・カメラ(PENTAX ESPIO)で、背後から密かに撮ったのですが、フィルムを巻き上げる(ジィーッと鳴る)音に気付かれました。
ありのまま自然な姿を(何枚も写真に)捉えるには、カメラは静かな方がいいようです。
交換レンズの購入を機に、デジタルカメラのファーム・ウェア(組み込みプログラム)をアップデートしました。
ファーム・ウェアのアップデート
製造元のWebサイトから最新のファーム・ウェアをダウンロードして、デジタルカメラに読み込ませるだけの作業です。最近の交換レンズ(の動作機能)に対応する他、カメラ本体の動作安定にも寄与するそうです。
購入した交換レンズはサード・パーティーのものなので、あまり御利益なさそうですが…
昔の(電子制御式でもない)機械式カメラを使い続けた身には、隔世の感があります。