マイナンバーカードを使って、e-Taxで確定申告します。
昨年の確定申告まで住民基本台帳カードを使っていたので、手続き的には同じ流れで面倒なところはない・・・はずでした。
まずは、マイナンバーカードに変わってICカードリーダー用のJPKI利用者ソフトをバージョン・アップします。
カードを読み取らせて自分の証明書を表示させようとすると・・・
あれ?
電子証明書の選択
(マウスオンでロールオーバー)
‘証明書を選択せよ’と、ダイアログがでます。昨夏、マイナンバーカードを取得した際に“署名用”と“利用者証明用”の2つ設定していたパスワードを、ここですっかり失念していました。
住民基本台帳カードは電子署名するにもパスワード1つで済んだので、(確認すれば済むものを)闇雲に入力したパスワードでマイナンバーカードをロックさせてしまいました。
パスワードを正しく入力すれば、証明書の情報が表示されて有効性確認もできます。
署名用の電子証明書
e-Taxの確定申告書等作成コーナーで作成した確定申告の電子申告用データを電子署名するところがキモなので、手始めにこれを見ておかないと、マイナンバーカードで電子署名して送信する段になってロックさせては、そこで詰んでしまいます。
確定申告書を送信できれば、納税払い込みも即座にインターネット上で済ませられて、確定申告は一先ず完了。e-Taxは、課税の仕組みに馴染み慣れてくると、手続きそのものは楽々です。
確定申告の納税払い込み
始めにカードをロックさせたところに、お話しを戻します。
ロックの解除(パスワードの初期化・再設定)は、(マイナンバーカードを発行してもらった)市町村窓口へ、“本人確認書類”を携えて出向かなければなりません。
いままで何かと本人確認の求めには、住民基本台帳カードを使ってきました。その後継と目されるマイナンバーカード。でも、署名用電子証明書のパスワードのロック解除の扱いに関しては、そのマイナンバーカード自体は本人確認書類としてもらえませんでした。本人写真つきのカードを提示して受け付けないとは、なかなかに厳重なルールです。
なので、ふだん持ち歩かない運転免許証を提示しました。
本人確認書類の切り札?
クルマに乗らずとも、運転免許証が本人確認書類の“切り札”になると今更ながら知りました。
それにしても、モダン・ブラウザ(MS Edge や Mozilla Firefox や Google Chrome など)が広く流布するようになってなお、パソコンのe-Tax指定ブラウザが(32bitの)MS Internet Explorer 一択というのも、そろそろ潮時なんでは…と思う今日この頃。