とまれ

令和6年(2024年)5月12日(日)

ロードバイク10年目にして、コンポの(初)アップグレードです。

契機は、自宅近くの交通取り締まりの遭遇。詳しくは述べませんが、慎重に運転していながら(幾許かのゴールド免許ドライバーが不意に・虚を突かれた様に)危うく違反切符を頂戴するところでした。

年金生活者が不如意にも納めたであろう反則金相当が、手元に残った勘定です。有難く使うことにします。

で、調達したものがこれ ↓

Shimano ULTEGRA BR-R8100
Simano ULTEGRA BR-R8100

ロードバイクを始めた頃よりコンポのアップグレードに関心を寄せていました。が、まずはエンジン即ち体力(脚力)の向上が主たる課題と、高性能な器材への交換は控えていました。

そうして、負荷の高いヒルクライムにも耐えられるようになると、次はダウンヒル(の制動)が問題になりました。

高性能Shimano“105”を以てして、握力が尽きる(泣・・・

BR-5700_front

TREK MADOME2.3(2013)のコンポ

BR-5700_rear

ブレーキは Shimano 105 BR-5700


ロードバイクの世界ではここ10年の内に、アルミリム・ホイール × キャリパーブレーキから、より高性能なカーボンリム・ホイール × ディスクブレーキに移り変わりました。

キャリパーブレーキのアップグレードなど、Web界隈では過去のコンテンツですが、DIYが楽しめる点は見逃せません。

5700系105と8100系ULTEGRAのキャリパーブレーキ
Shimano 5700系105 と 8100系ULTEGRA のキャリパーブレーキ

今や絶滅危惧種ともいえる高性能キャリパーブレーキ、新品が注文できる内に入手しましょう。

ということで、現行機種の上位モデルをサイクルパーツショップのネット通販を利用して調達し、作業要領はYouTubeの動画で予習し、シマノのWebページでマニュアルと技術資料を確認して、交換作業に取り掛かります。

同じメーカーの製品なので交換作業で難しいところは特にないのですが、前ブレーキの取付けで取付け軸の長さと止め金具の長さは要チェックです。

調達したブレーキには長めの止め金具が1本付属していましたが、それも元あった止め金具よりは短かった。

新旧 前ブレーキの取付け軸と止め金具
新旧 (前ブレーキの)取付け軸と止め金具

フロントフォークの取付け穴にノギスをあて、前ブレーキの取付け深さを計り、

ノギスで前フォークの穴の深さを測る
前ブレーキの取付け深さを確認する

取付け軸と取付け深さと止め金具の長さを比べ観ると、付属の止め金具では取り付けられないことがわかりました。

前ブレーキの取付軸と深さと止め金具
(前ブレーキの)取付け軸、取付け深さ、止め金具の長さ関係

なので、元あった止め金具を再利用します。(元と同じでも十分な長さでねじ込まれていたかというと、なお怪しい)

キャリパーの止め金具
止め金具のめネジ

交換作業で意外だったのは、フロントフォークの形状が関係するのか、ブレーキシューの取付けが調整範囲ギリギリだったこと。

URTEGRA BR-R8100

Shimano URTEGRA BR-R8100 前

URTEGRA BR-R8100

Shimano URTEGRA BR-R8100 後


ともあれ、無事交換作業は終了しました。ブレーキレバーの感触は、キャリパーブレーキの新機軸の効果か、とても良くなりました。

交通安全に片時も警戒を怠らず…を自省すべく、高性能ブレーキを引き絞るごとに、老害・慢心への戒めとします。

このサイトのホームへ

Valid HTML 4.01 Strict