わが家の朝は主にパン食です。息子たちが中学・高校に通い始め、弁当を持たせるようになってからは御飯が食卓に並ぶようになりましたが、私自身は大学で下宿していた頃から朝食はコーヒーとパンでした。
少し前に親類から(古びた)ホームベーカリーを譲り受けた妻がパン作りを始めました。以前からケーキ作りはガスオーブンレンジを使っていたので、やろうと思えばパン作りもできたはずですが、慌しい朝に焼きたてのパンは出てきそうにありません。
ホームベーカリーなら炊飯器と同じ感覚で使えそうです。試しに作ってみると、感心するほど上出来に焼き上がることもあれば、材料が練り上がったまま固まっているようなこともあり、およそ2回に1回は失敗していました。朝食の支度で使うには少々心もとない成功率です。
「上手く焼き上がらないのはパン焼き器のせい!」とばかり、もの言わぬ器具に一方的に責任を転嫁するわけではありません。が、譲り受けた時点で既に見切りをつけられていた(?)のかも知れません。ならば新しいホームベーカリーをと、近くの電気ショップへ妻と二人で出向きました。ちょうど上手い具合に在庫処分品が店頭に並んでいて、定価の半値で買えました。
Panasonic製のホームベーカリー
ベーカリー本体にリチウム・ボタン電池を入れて、時刻表示を合わせるところまで手伝い、後は全部妻に任せます。夕食の後、妻は取扱説明書を息子に読ませて、パン材料をパンケース釜の中に仕込み、息子に使い方を聞きながらベーク開始です。
焼き上がり時間の操作で何やら誤解があったようです。夜更けにパンの焼ける香ばしい匂いが漂い始め、就寝前に焼き上がりました。すぐにでも賞味したいところですが、朝までお預けです。
就寝前に焼き上がったパン
翌朝にはパンはすっかり冷えていましたが、こんがり焼けた表面生地のサクサク感としっとりとした中身が上出来でした。