常に7分遅れで表示する電波時計の時刻合わせをしました。
この電波時計は贈り物で頂いたものです。水晶時計が主流だった頃、我が家に初めてお目見えした電波時計でした。
電波時計
常に正確な時刻表示する期待は、当初から外れました。背面のボタンを押して時刻合わせをすると、なぜか正規の時刻の7分遅れで長針がセットされるのです。
電波を正しく受信していないから?
電波の受信を示すLED灯は正しく表示している様子です。
時刻合わせはボタンでしか操作できないので、結局正確な時刻は表示できませんでした。
取扱い説明書を見ても埒が明かず、修理依頼先も知れず、
「まあ、“正確に”7分遅れとわかっているから…」
と、そのまま壁に掛けて使っていました。
でも、たまに失敗する時があります。
自宅から駅まで12分、電車の時刻表に従って15分前に自宅を出発するような時、この時計を見て、
「20分前か、そろそろ…」と出発支度を始めると、ホントは発車13分前です…
うっかりすると本当に遅れてしまいます。
大晦日のNHK番組『行く年 来る年』は、自分にとって“時を刻む”(意識する)年に一度のイベントです。
暮れの大掃除も一段落して、この時計を見上げ、どうにも“7分遅れ”が放って置けなくなりました。
分解して無理にでも時計の針合わせ、ダメなら新しい時計でも買い換えるかと、裏蓋のネジを外して時計の中を見ると…
時計の裏蓋を外す
(マウスオンでロールオーバー)
「こんなところに隠れていたのか…」
水晶時計(掛け時計)のムーブメントではお馴染みの“平たく丸いツマミ”がありました。
時計の針を合わせるツマミ
これで常に正確な時刻を表示する電波時計に生まれ変わりました。
時刻が全く合っていないのに気付きました。
新しい電池に取り替えて時刻合わせのボタンを押すと、なぜか現在時刻に関係なく12時でセットされます。裏蓋を開けてツマミをいじり時刻合わせしましたが、翌日には全く違う時刻を表示していました。
何度も裏蓋を外して時刻合わせするのは本意でないので、この時計の寿命と決め廃棄することにしました。
そんな折、ホームセンターで展示品処分の電波時計が廉価で買えたので、元の壁にそのまま掛け替えました。
掛け替えた電波時計
水晶時計より正確に時を刻んでいるところを見ると、受信した電波でしっかり規制している様子です。