その日の天気予報はかなり荒れた天気になる予想でした。日本海を進む低気圧が発達し、そこから延びる寒冷前線が本州を通過する際、大雨強風に注意というものですが…
気象庁のレーダー・ナウキャストを見ると、確かに嵐(大雨を伴った前線模様)が迫ってくる様子がわかりました。京阪神では午後2時から3時くらいの間に、台風が直撃したような暴風雨になりました。
横倒しになったトラックがニュースで映し出されていて、さもありなんです。帰宅時間になっても、高架を走る一部の区間で市営地下鉄の列車が運行見合わせしていました。
翌日、通勤途上で思いがけないものを眼にしました。街路樹の柳の枝が折れています。
『柳に風』とか『柳に雪折れなし』で知られる柳でも、この暴風雨は受け流せなかった様子です。
枝折れした柳
枝の先はしなやかでも、幹から伸びる枝は特に強度が高い訳でもなさそうです。
柳の枝も折れる強風の痕
他方、公園・街路に立ち並ぶ桜の樹は、どれも枝折れしていませんでした。蕾が膨らんだ枝は意外と丈夫なようです。翌日気温が上がって、一斉に開花し始めました。嵐になる度に飛ばされていた駐車場のクルマのボディカバーも無事でした。