庫内の冷気ファン
（マウスオンでロールオーバー）
冷蔵庫が機能不全です。庫内の冷気の噴出し口から“氷”が出てきます。
正確には、初めは噴出し口が霜で覆われ、放置しておくと次第に厚く広がり、結氷するという具合です。表に張り付いた氷を取り除いても、噴出し口の奥が氷で固く詰まっていて、そこから霜が広がり出てきます。
庫内のインジケータがエラー・コードを表示しています。取扱い説明書に従って操作し、しばらく様子見しましたが状況は変わりません。サービス・コールして点検修理に来てもらいましたが、庫内の内装パネルが開けられず点検修理できませんでした。7年前に購入した旧製品なので、買い替えを勧められましたが、しばらく様子見とします。
庫内の冷房は“弱”に設定しています。食品自体は凍りつきません。冷やすという点では問題ありませんが、氷が広がり庫内の棚まで覆うようになると面倒です。棚に置いた食品が包装ごと氷で張り付くか、あるいは氷の一部を溶かして水濡れ状態になります。
そのつど庫内の氷を取り除いていても、キリがありません…ということで、自前で保守作業にとりかかることにしました。
冷蔵庫内を空にし、電源コンセントを抜き、内装パネルを開けるため棚やバターケースなどは全部取り外します。
先に天井の照明パネルを取り外すと、冷気ファンが2個見えます。
庫内の冷気ファン
（マウスオンでロールオーバー）
あろうことか右の冷気ファンは、ファンブレードの間に氷が詰まり固まっています。
内装パネルの裏側全体が氷で固まっている様子です。冷気の噴出し口や冷気ファンの間の氷を砕いただけでは、全く埒があきません。
凍り付いた内装パネルをどうにか取り外すと、発泡スチロールの覆いが現れます。その上は氷の塊があふれています。
発泡スチロールも氷が張り付いています。下半分の覆いを割るように取り除くと、ぶ厚い氷に覆われた冷却器パネルが見えました。
柄の長いマイナスドライバーと金槌を使い、丹念に氷の塊を砕いていきます。
内装パネルの内側から氷の塊が“あふれる”
冷却器パネル全体が厚い氷で覆われる
冷却器パネルの裏表の氷を全部取り除くまで、力仕事でした。流し台は、砕いて捨てた氷がてんこ盛りになりました。
割れた発泡スチロールの覆いは、専用の接着剤とテープで貼り付け直して、内装パネルの内側に元通りセットします。
電源コンセントを入れて、氷で固まっていた冷気ファンの動作も確認します（扉を開けるとファンが停止します）。左側のファンの動作は不明です。
冷気ファンの動作確認
内装パネルを元通り取り付けて、2時間半に及ぶ保守作業が完了しました。庫内のインジケータはエラーコードを表示しなくなりました。
冷却器パネル
庫内を復元して機能回復
手間暇かかった保守作業でしたが、冷凍庫内にあったものと一時的に庫外に出したものは、共に無事でした。
冷蔵庫が機能停止です。庫内の製氷室の氷がすっかり融けています。
製氷室に溜まった水を見て吃驚した妻が私を呼びました。「何か変わったことなかった？」 「なにも」 製氷室を開けるまで異常に気付かなかったようです。
庫内は明かりがついていますが、冷気を感じません。冷凍機の運転音も聞こえません。庫内のインジケータはエラーコードを表示していません。11年目にして遂に故障したか…？
とりあえず、生ものを冷凍室に退避。そこには保冷剤が詰め込んであって、まだ冷温を保っています。
これは早急に冷蔵庫の手配かなと考えつつ、ダメもとで“電源コード抜き差し”リセットを試してみました。
「おっ！ 動き出した？…」
動作音が聞こえ、庫内を見るとインジケータがエラー・コードを表示しました。取扱い説明書を見ると、扉の開放状態を示すらしい。
もう一度リセットするとエラー・コードは消えました。しばらくすると冷気が戻り、製氷室に氷が出来ました。
庫内のインジケータ
まずは一安心。その後、冷蔵庫が機能停止に至った原因らしきものを見つけました。キッチン台の電気ポットのコードが、垂れ下がった拍子に野菜室の引出し扉に挟まることがあります。
扉の開放状態が長引くと“ピィー、ピィー”と冷蔵庫から警告音を発します。
妻はこの警告音を耳にしていたようです。ですが、この確認をしないまま放置していたため、冷蔵庫が自動的に運転停止したものとみられます。
冷蔵庫の手配に少し猶予が出来たかな。
再び、冷蔵庫が機能停止です。庫内の冷凍機の動作音はなく、冷凍室の冷凍ものが解凍しかけていました。
異状は少し前から。その時は庫内のインジケーターがエラー・コードを表示して、冷気の噴出し口に氷が張りついていました。
暇をみて保守作業でも…と思っていた矢先です。電源プラグの抜き差しでリセットを試みましたが、機能回復には至りませんでした。
使い始めて12年半、唐突に御役御免です。
取り急ぎインターネットで冷蔵庫の機種選び。大型・重量級の家電なので、寸法を確認して、搬入・据付まで依頼できるところに発注します。
在庫ありの翌日配送ならよかったのですが、取り寄せ品になりました。
