「ブレーキが利かない」と、妻からメールがありました。勤めから帰宅して直ぐ、妻の自転車を確認しました。
ブレーキ本体に不具合はありませんが、ブレーキ・シューが目一杯磨り減って、キャリパーアーチは車輪のリムと大きく離れていました。ブレーキ・レバーを力一杯握っても、ブレーキが利かないわけです。
前回同様、シューを新品に交換してワイヤーを調整すればよいのですが、今回は趣向を変えてみます。
ちょうど通勤用の自転車のブレーキを強固なものに変えてみたいと思っていたところでした。二軸キャリパーブレーキが“ママチャリ”用に(インターネットで)市販されているのを知りました。
ふたつ買い揃えて、2台とも手直しします。
二軸キャリパーブレーキ
注文して届いた品は、剛性感たっぷりの分厚いキャリパーアーチをしています。取付け説明書が添付されていたので、不安なくブレーキの交換作業ができました。
ブレーキの利き具合は上々です。妻の自転車はアルミのリムで、シューに押し付けられる面が見るからに凹んでいます。
シューとリムの隙間を左右均等に調整できるところが二軸キャリパーブレーキの利点です。
交換するキャリパーブレーキ
妻の電動アシスト自転車
通勤用の自転車は、ヘッドチューブの軸受け部分が前後にぶれるほど緩んできました。
交換前のブレーキはシューに引っ張られてキャリパーアーチが前にしなり、シューを押し付けるリムのぶれに同期してジャダーがでました。ブレーキを掛けるとハンドルまで激しく前後にガタつきました。
ブレーキを強化しヘッドチューブの軸受け部分を締め直して、操作快適なブレーキになりました。
キャリパーブレーキの強化
通勤用の(JISマークの)自転車
妻の電動アシスト自転車は、2度のバッテリー交換をしました。通勤用の自転車も、ここ20年間で2台めのものです。
相当長く使って、いい加減買い替え時かもしれませんが、製品寿命が尽きるまでは不具合を直しながら使い続けようと思います。