サドルが片側にへこむので見てほしい…と妻からの要請です。
妻の自転車を見ると、サドルを支えている2本のレールの一つがクランプのところでぷっつりと切れています。
相当丈夫そうな7.2mm径の鋼棒ですが、人の体重を支える程度の負荷でも、疲労し破断に至りました。長期にわたり使用し続けた終局の様が目の当たりです。
サドル・レールの破損
(マウスオンでロールオーバー)
早速近くの自転車店で、代わりのサドルを買い求め、交換しました。
作業ついでに点検してみると、さらに不具合発見です。
この前整備したばかりの前ブレーキがほとんど利きません。ブレーキ・シューとリムの間が拡がりすぎているように見えますが…
なんじゃ! こりゃぁ ?!
前に見たのは凹んだリムでしたが、リムが削れて全周に空洞の溝ができています。
損耗ここに極まれり…という観です。
リムの摩耗
(マウスオンでロールオーバー)
もう一度、自転車店に出向き、車輪の交換を依頼しました。
ロードバイクではメーカー完組みホイールの供給販売が普通の様ですが、妻の自転車は車軸とスポークはそのままに、新しいリムに手組みで仕上げてくれました。
妻の自転車を買い換えました。
12年半乗り続け、プラスチックの各部品の劣化が進み、駆動系の損耗も目立ってきたので、買い換え時と判断しました。
妻は、新しい電動アシストサイクルの乗り心地が快適と、たいそう喜んでいます。今度の自転車はステンレスのリムなので、摩耗の心配はなさそうです。
買い替えと同時に引き取ってもらった前の自転車のキャリパーブレーキは、息子のママチャリに移植しました。