長年愛用した腕時計を失いました。
契機は自転車事故。飲料水のペットボトルを箱買いし、自転車に積んでの帰り道、不覚にも転倒しました。
ここで愛用の腕時計を失う
左肩の打撲、腕と手背と大腿に擦過傷、お気に入りのTシャツに穴が開きました。負傷に気を取られ、腕時計を遺失したことに気づいたのは、5時間後でした。
この穴がなければ・・・
その翌日、妻に頼んで交番に落とし物の届出と、役所に遊歩道の穴を連絡してもらいました。
それから2週間のうち、失った腕時計の代替を思案していました。
手元にある古い腕時計が使えないか、近所の時計店に持ち掛けました。
今は動かない叔父さんの遺品
店主曰くメーカー側も保守を打ち切った70~80年代の一品、製品にも寿命はあり、使用は諦めてくださいとのこと。
懇意に説明を受けましたが、なんとも捨て切れがたい・・・。一方、新しい腕時計で要望に沿う機種は限られて、なお店舗の陳列棚にはありません。
仕切り直しです。
動かないのなら諦めもつくので、試しに自前で電池を交換してみます。
電池の蓋は相当固着していたので、500円硬貨でこじ開けました。パッキンは形状を保つものの、防水性能は劣化のようです。真鍮の部品には微細な錆が見られます。
蓋を開けて電池を交換してみる
ボタン電池の型番を確認してインターネットで検索、互換品は今でも容易に入手できます。
見せて貰おうか
年差10秒の精度とやらを…
再び時を刻み始めた腕時計、喪失した腕時計に似て、少し癒されました。
長年愛用し続けましたが、離別の際だったのでしょう。要望に沿うものをインターネットで検索し、新しい腕時計を購入することにしました。