妻の実家に行った折、勝手口近くにハチの巣を見つけました。物置の庇の桟に『土色の徳利』が“2つ”ぶら下がり付いています。ハチは姿を見せません。
大きな巣でもなく、このまま放置しても実害ないか(?)・・・
コガタスズメバチの巣(初期)
・・・と思っていましたが、帰宅後、気になり(撮った写真で)画像検索してみました。
コガタスズメバチで、特徴的な形は初期のもの。放置しているとさらに丸く大きくなるようです。
オオスズメバチほど凶暴ではないようですが、勝手口の周囲で数多くハチが飛び回るのは不安です。
ハチの巣を駆除します。専門業者に任せるのが無難ですが、状況を見極め対応を誤らなければ、個人でも駆除はできそう(自己責任)です。
働きバチが羽化する前なら、女王バチ1匹だけ巣まるごと取り去って駆除完了です。
巾着袋の材料は、市販の白米(5kg)のビニール袋と荷造り紐。工作の要点は、左右両引きでスムーズに絞り込めること。
布団たたきは、打面に針金で細かい網目を工作。(飛び回るハチがいなくて、未使用)
防護服一式は、簡易・気休めです。防護眼鏡もありません。
コメ袋で作成した巾着袋
妻の実家に出直し。先週と変わった様子はありません。
梅雨の最中で、防護服を着込むと蒸し暑さ満点。熱中症になる前に、手際よく片付けましょう。
初めてのハチの巣駆除、まずは出入口の管に綿を詰め塞ごうとして、その脆さを知りました。ハチの巣(の外皮)が崩れ落ちそうです。
コガタスズメバチの巣の駆除
巣が崩れた拍子に中のハチが飛び放っても面倒なので、最初から巾着袋を覆い掛けて取り除くことにします。
紐を絞ると巣はあっけなく袋の中に落ちて、捕獲に成功です。(1つめの巣は巣盤が小さく、女王バチは不在でした。)
巣まるごとハチを捕獲する
捕獲した直後、威嚇するように羽を震わせていた女王バチは、巣の中に潜り込みました。帰り支度まで冷蔵庫に入れます。自宅に持ち帰り一晩冷蔵庫(冷凍室)に入れて、袋の中を確認しました。
ハチの巣の中身
長さ7cmの管、直径7cmの外皮、直径5cmの巣盤。帰宅搬送中に巣が崩れました。女王バチは管の中で(巣の出入口に向いて)凍え息絶えていました。
重さ10gの巣盤は37室あり、その中に、繭が8、幼虫が21、卵が8ありました。働きバチが羽化する寸前、危うさを避けるには、待ったなしのタイミングでした。
亡くなった親ハチとその子は、土に返しておきました。