5年は早いもので、アマチュア無線局の再免許です。前回の悪戦苦闘に懲りず、再度電子申請します。
前回以後パソコンとその周辺が様変わりしているので、電子申請にあたってすんなり前のままとはいきません。
前回のメモをノートに書きとめていたので、参照しながら順を追って手続きを進めていきます。
5年前と変わらないトランシーバー
まず、『公的個人認証サービス利用者クライアントソフト』で電子証明書の有効性を確認します。ICカードリーダはUSBバスパワーで動作しますが、(長い)USB延長ケーブルを介して接続するとその動作が(特に非接触式で)かなり不安定になります(取扱説明書にも明記されています)。滅多に使わないので、このことを忘れていると手続きが上手くいかない原因がハードエラーと気づかず、無用の苦労をします。要注意です。
5年前と変わらない周辺機器
ICカードに入っている個人証明書は更新しています
(マウスオンでロールオーバー)
JREを最新版にアップデートして、『安全な通信を行うための証明書』(APCAroot.der)を登録します。普通は環境設定プログラムに任せるのが簡便なのですが、現在使っているパソコンのインストール環境が少々“特異”なので、JREへの証明書の登録を参照して、コマンドプロンプト(いわゆる、DOS窓)からkeytoolを実行しました。
このkeytoolでエラーが出て、Javaコントロールパネルの『署名者のCA』に『Japanese Government Application CA』が無いと、申請アプリケーションから『再免許申請.xml』を送信しようとしても、『送信先のサーバを信頼できません。サーバ証明書を登録してください』エラーが返ってきます。
初めにこのエラーが出て、直したと思ったら次いで、『指定した証明書は登録されていません。別の証明書を指定してください』エラーが返ってきました。…一体これは何?… 『再免許申請.xml』の送信は一旦置いて暫く考えました。
そう、たぶん…個人認証の電子証明書が変わっていた…ので…と、あまり深く考えず、新規ユーザ登録に進みました。前回ユーザ登録で指定したメールアドレスはこの新規登録で撥ねられたので、別のメールアドレスを指定して登録を済ませます(『登録問い合わせ番号』が返ってきます)。
改めて『再免許申請.xml』の送信を試みると、『ユーザID、パスワードの確認が行われていません。確認後に実行してください』エラーが返ってきました。…もうここまでくれば…手応え十分です。
指定したアドレスにメールが送られてくるので、ユーザIDとパスワードを確認し、ようやく『再免許申請.xml』が送信できて、申請が完了しました(『問い合わせ番号』が返ってきます)。
次の日、メールで申請手数料の電子納付手続きがきました。ユーザIDはそのままですが、先のパスワードではログインできませんでした。電波利用電子申請・届出システムからパスワード照会し、別のパスワード(に更新して)からログインします。
納付状況照会で、納付番号(12桁)と納付期限内(4月23日)を確認し、ゆうちょ銀行口座からペイジーで1950円を払い込みました(受付番号が返ってきます)。
通知書照会のメールがくるので、通知番号に従って内容確認します。返信用の封筒に80円切手を貼付し自宅住所と『問い合わせ番号』を記載して、申請先まで送れとのこと。
4月17日に郵送で新しい免許状と無線機に貼り付ける証票シールが送られてきました。
無線局免許状と証票
Javaアプレットをダウンロードして、申請が完了するまで繰り返されるエラーメッセージに矯めつ眇めつの10時間でした。前回ほど困惑しませんでしたが、まだ、手書きの方が手っ取り早く申請手続きを終えられます…