自作パソコンの世代交代(4)

令和7年(2025年)2月1日(土)

Windows10のサポートが終了するとかで、Windows11の導入準備に取り掛かります。

6年前に自作したパソコンはインテルCPUの第6世代のもの。Windows11の要求スペックを満たしません。
ということで、久しぶりにパソコンの自作を楽しむことにします。
ここ数年の自作パソコン界隈の動向をYouTubeで調べ上げ、年金生活者に無理のない予算で、前作と同等(以上)の性能・仕様を目指してみます。

パソコンのケースと電源はそのままに、マザーボード一式交換する方針でPCパーツの選定、調達。

MSiマザーボード
マザーボード一式交換準備

発売から1~2年経ったPCパーツが程よく値下がりした頃合い、お財布にやさしい買い物ができました。

令和7年(2025年)10月14日(月)

昨今何かと不具合が絶えないWindows11、やむなくアップグレードするまで間 Windows10 を使い続けます…という間に、(Windows10 の)サポート終了を迎えました。

自作PCのストレージは、運用中のシステム用・データ用・バックアップ用を流用して(環境を変えずに)Windows11 に移行する心積もりでしたが、やめます。

理由は、Windows11 の要件“セキュア・ブート”とストレージの暗号化機能。

思いもよらぬ”不慮”の事由で、ユーザーの保有するデータをまるごと失った・・・というネット界隈では騒然となった出来事。大事にとっておいた思い出の写真とか、失いたくありません。

クラウド・サービス? アカウントを失えばデータを無くしたも同然です。これを併用しても、オンプレミスは大事。

転ばぬ先の杖…ということで、Windows11 Pro通常版パッケージと、M.2 SSDストレージを新たに調達し、データをそっくりコピーしてから、自作PCを組み直すことにします。

令和7年(2025年)10月29日(水)

年末・年始の年賀状と、年明けの(e-Taxで)確定申告があるので、新しい自作PCが使える状態に、早めに準備を整えておきます。

Windows10の自作PCをばらす前に、Windows11用のマザーボードを先にセットします。CPUソケットがLGA1151からLGA1700に変わりました。(“自作er”なら改造上等・自己責任)“同人PCパーツ”と、新たなCPUクーラーを取り付けます。3つのストレージは全部マザーボード上のM.2 SSD スロットに収まって、接続ケーブルすっきり。

MSiマザーボード
マザーボード交換
intel core i (左)第6世代 (右)第12世代

8cmケースファン付きの(25年前の)PCケースは、今となっては窮屈です。
が、丈夫な電源スイッチに(リバイバル ブーム最中で品薄の)DVDドライブを引き続き搭載して、重宝しています。

自作パソコン
自作パソコン組み立て完了

自作パソコンが組み上がったところで電源ON。最初はファンが動作するほか無反応で、(いつものことですが)少し焦りました。リセットして、ディスプレイにBIOS画面が映ってほっと一息。

まずはBIOS画面のBoot Priority先頭にUSBメモリを指定し、次いでWindows11 Pro 通常版USBメモリをセットしてパソコンを起動します。

MSiマザーボードBIOS
マザーボード BIOS設定
(この後、PC修復時に FastBoot を Disable にする)

先に調達したノートパソコンとそっくり同じ手順で、Windows11のセットアップを始めます。


Windows11 セットアップ
(この後、二度修復する羽目になる)
(マウスオンでロールオーバー)

セキュア ブートのWindows11、その仕様がまだよくわかりません。ハードウェアの構成が変わると起動しなくなる(?)とか、勝手にストレージが暗号化される(?)とか・・・、不穏です。

…なので、初めからシステム用・データ用・バックアップ用のストレージを組み込み固定した構成でインストールを始めました。ここでストレージの区別がつかず選択を誤ると、大切なデータが消し飛んで悲惨です。

インストールするストレージの選択

 

インストール準備完了(ここまで無問題)

 

インストールが始まって、いきなり躓きました。このマザーボードがインターネットにつながりません。

「ネットワークアダプタードライバーをインストールする必要がある場合は… 」と、何やらここでドライバのインストールを促しています。

現役マザーボードと最新OSのインストールで、こんなことある?

インターネットにつながらない
(マウスオンでロールオーバー)

 

ネットワーク アダプタのドライバがない
(マウスオンでロールオーバー)

 

残念なことにマザーボード同梱のUSBメモリ(のドライバ)は、役に立ちませんでした。

Windows11のインストールは、インターネット接続が必須です。

“別のデバイス”(ノートパソコン)がなければ、原因も解決方法もわからず、詰んでいました。

自作PC初心者だと、途方に暮れるだろうな…

セットアップ実行中に Shift + F10キーで“DOS窓”を開き、devmgmt.msc でデバイスマネージャーを呼び出し、ドライバが当たっていないデバイスを特定します。

ネットで検索すると、このマザーボードに搭載されたネットワークアダプタ(Ethernet Controller I225-V)の不具合がいくつも情報提供されていました。

ネットワークアダプタの最新ドライバをダウンロードし、USBメモリを介して、この難局はひとまずクリア。

MSiマザーボードBIOS
ようやく…インターネットに接続

あとは一気呵成にインストール作業が進みます。

Windows11でユーザーを囲い込み、広範なエコシステムを築きたいMicrosoft様。執拗にMicrosoftアカウント・サインインを仕向けてきます。

ローカルアカウントでWindows11をインストールする方法がネット界隈で種々流布されてきましたが、都度Windowsの更新プログラムでことごとく塞がれてきました。

一般的にはPro版でのみ(現時点で・正式の)有効な方法で、ローカルアカウントを作成し、Windows11のインストールを完了させました。

Windows11
Windows11 Pro(24H2)インストール完了

データ用、バックアップ用のストレージも問題なくアクセスできて、一安心。ストレージの暗号化もありません。

さあ、残りは環境整備…と、(Windows10で使用した)ソフトウェアをインストールし直していたところ、ドツボにはまりました。

つづく…

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