ロードバイクでヒルクライムに挑みます。
自宅からそう遠くない和泉葛城山(858m)は、麓から頂上近くまで舗装された車道が通っていて、景色のよい自然の観光地になっています。
クルマの往来も少なく、ヒルクライムを堪能するには、うってつけです。
…と、うそぶけるほど脚力はありませんが、きつい上り坂でも心の余裕は欲しいところです。
自宅から1時間ほどでスタート地点に着きました。途中で幾人かロードバイクとすれ違い、同好の志に勇気づけられる思いです。
延々と続く上り坂、軽い負荷でも休まずペダルを漕ぎ続けるので、脚よりも腰と背中の筋肉に疲れがたまってきます。ときどき立ち漕ぎで体をほぐします。まっすぐ上ると脚力が尽きそうな急傾斜では、(クルマが来ないのを確認して)斜行して凌ぎます。
和泉葛城山への道
スタートから45分11秒、目標の(足つきなしで)ゴール地点まで上りきりました。
3年前のハイキングでは、麓の牛滝温泉の登山口から山頂まで2時間30分かけて登りました。ここまで自転車で上れるとは、思ってもみませんでした。
新緑映える山頂
展望休憩所で休み時間をたっぷりとって、カロリーメイトで栄養補給した後、山越えするように和歌山県側(粉河ルート)に下りました。眺めがよくて、長い急坂。ブレーキを握る手が疲れてきます。
山麓の広域農道に出て、見晴らしの良い道をサイクリング。後半連続する起伏の大きな道に再びめげそうになりながら、休憩ポイントに到着。前回同様に栄養補給し、いざ紀見峠へ。
広域農道の休憩ポイント 楽農市場
休憩と補給がうまくいって体力を温存できたのか、帰り道は快調に走りました。
この日の記録は、走行距離91km(6時間28分)、平均速度18.5km/h。
和泉葛城山 塔原ルート 距離6.9km、標高差595m、平均斜度8.6%、最大斜度15.0% 出典:関西ヒルクライムTT
和泉葛城山を上るコースは7つあって、全踏破を目論むヒルクライマーの間では「七葛」と呼称されているようです。
和歌山県側のコースを下りながら、これを上り返す気力は湧いてこなかったので、私的には「七葛」全踏破は夢また幻です。
大阪側には未踏のコースがあるので、それを上ってみることにします。早朝出発、日中の気温が上がってきたので、ボトルは2本体制です。
和泉葛城山への道(その2)
スタート地点の牛滝温泉は、家族で遊びに来たところです。連休の行楽でしょうか、クルマが辺鄙な林道牛滝線をどんどん上っていきます。
スタートから44分42秒、今回は立ち漕ぎなし、足つきなしでゴール地点まで上りきりました。リア・スプロケットの“乙女ギア”もファイナル1枚残しました。急傾斜ではまだ斜行していますが、ヒルクライムも慣れてきました。
和泉葛城山 展望休憩所
展望休憩所で栄養補給、大休憩。ゴール地点付近は連休らしくにぎやかです。ロードバイクも三々五々やってきます。
下りは大阪側(犬鳴ルート)。ハイキング・コースと重なるせいか、多くのハイカーとすれ違いました。この下りもブレーキがきつい。もっと握力が要ります。
犬鳴山温泉郷に出て府道のゆるい下りを街に向けて快調に走り、郊外の旧国道をのんびりとサイクリングしながら帰宅の途につきました。
前回のヒルクライムで体力に自信が持てました。ローディーにふさわしい装いをと、今回からレーサーパンツ着用です。そしてお約束の“すね毛剃り”、元から薄いので見栄えはあまり変わりませんが…。
和歌山県側の少しハードな広域農道を遠回りしなかった分、気分的にも楽なヒルクライムになりました。
この日の記録は、走行距離62.8km(4時間04分)、平均速度18.4km/h。
和泉葛城山 牛滝ルート 距離7.0km、標高差592m、平均斜度8.4%、最大斜度20.0% 出典:関西ヒルクライムTT
残るは、(「七葛」激坂No.1)蕎原ルート。いつやるか? まだでしょ!