京都 春の寺社巡り

令和6年(2024年)5月17日(金)

妻の趣味は寺社巡り御朱印集め。京都観光を兼ね、妻に同行します。

今年(令和6年)のNHK大河ドラマは源氏物語の作者が主人公。かつての紫式部の邸宅址に廬山寺があります。

蘆山寺
紫式部ゆかりの廬山寺

拝礼して、御朱印を受けます。観光客で賑わうご当地ブームとは程遠い閑静な境内。

廬山寺元三大師堂 拝礼

拝礼

蘆山寺朱印状

『紫式部邸宅址』の御朱印


大きな歌碑と説明掲示板に紫式部(とその娘)が詠んだ(小倉百人一首で一度は触れたであろう)和歌が記されています。
高校2年生の頃、古文の先生に小倉百人一首丸暗記を推奨されました。受験英単語に比べれば、“たった百首”。でも、いま全部とかとても無理・・・。紫式部の歌も記憶にありません。

大貮三位/紫式部の歌碑

大貮三位/紫式部の歌碑

廬山寺の境内

廬山寺の境内


古の歌人ゆかりの名所・旧跡を訪れて、今に詠み伝わる歌を知らない・・・なんて、何か人生の豊かさ(の一部)を逸失しているようです。老後のボケ防止を兼ねて、妻と小倉百人一首のカルタ遊び始めようか。

廬山寺の次は下鴨神社です。

時刻は正午を回りました。道すがら美味しそうなベーカリーを見つけ、菓子パンを3つ買いました。イートインはできなかったので、鴨川の河川敷のベンチに向かいます。

お店のオススメ、サクサクのパイ生地に甘いクリームが絶品の菓子パン。一口食べたところで、不意を突かれました。
一瞬のうちに何かが眼前を遮り、手にした菓子パンが舗道に落ち、大きく翼を広げた鳶が飛び去っていきます。

あー、やられた・・・

パティシェールとフロマージュ・ア・ラ・クレーム

鴨川の畔で菓子パンを・・・

鳶の爪痕

強襲した鳶の爪痕
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ベンチの斜め後方の樹木に鳶が居住まい、獲物を狙っているようです。

因みに、“鴨川 鳶”でWeb検索すると、鴨川で食べ物をさらわれる…といった具合です。不用心でした。
美味しいパンを1つ食べ損ねましたが、鳶の爪で傷を負わなかったのは何より。猛禽類に捕食される小動物って、こんな感じなん(?)。

舗道に散らばったパンくずは、集まった鳩がついばんで、キレイに無くなりました。

鳩
鳩の清掃部隊

気を取り直して、先に進みます。

一度渡ってみたかった“出町の飛び石”。飛び石の間隔が見た目に広く感じるのは、歳のせい?

出町の飛び石
出町の飛び石
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還暦の妻が無難に渡りきれたのは、毎朝NHKのTV体操(みんなの体操の“ランジ”)のお陰でしょう。

平日、賀茂祭(葵祭)御霊祭の間にあってか、観光客の姿は少ないです。下鴨神社の参道も人影まばら。
深閑とした“糺の森”、もみじの新緑が午後の陽射しに映えます。

糺の森

新緑映える 糺の森

相生社

相生社 息子たちの良縁を祈願


縁結びの神社“相生社”で、息子たちの良縁を祈願します。

賀茂御祖神社
賀茂御祖神社 楼門の威容

楼門をくぐり鴨神社境内に入ると、そこそこ観光客が集まっています。一見、御朱印受付は空いているようでしたが、妻が御朱印を受けた直後には、多く人が並び始めました。

御朱印
行列のできる御朱印の受付

御朱印を受け本殿に参拝した後、境内をそぞろ歩き。涼しげな御手洗川の畔に、アヤメが開花の見ごろ。

御手洗社の“水みくじ”、おみくじを川面に浸すと文字が浮かび出る面白い趣向が観光客に人気です。

アヤメ

御手洗川の畔に咲くアヤメ

水みくじ

御手洗川 水みくじ
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空腹と歩き疲れて、下鴨神社の休憩所に入りました。妻のご所望で葵のモナカを注文します。ほんのり甘い小豆餡を頬張り、人心地つけました。

下鴨神社のさるや
歩き疲れて、さるや休憩所 葵のモナカ

下鴨神社の次は、息子が京都に下宿していた近くの天ぷら屋さん。そこまで少し距離がありますが、お天気がいいので歩きます。
お腹すかせて午後2時の昼食となりました。評判の天ぷらで、ざる蕎麦を頂きました。ごちそうさま。

叡山電鉄一乗寺駅の近くの和菓子店でお土産を買い、帰宅の途につきました。

帰宅後ケータイを見ると、本日の万歩計は1万5千歩を記録していました。

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