ロードバイクで一日走れる距離を伸ばしました。
ハンガーノックしかけた前回、運動で消費するカロリーを食事で補給し続ければ、走り続けられると実感しました。
今度はレーサージャージのポケット一杯に補給食と、カメラ、ケータイ、地図を詰め込み、和泉山脈の麓を一周するコースで長時間走ってみます。
長丁場なので、少しぐらいの上り坂は、息切れしないよう体力をセーブしながら…。前回めげそうになった広域農道のきつい起伏の連続も、先が見えるだけ心に余裕がでました。
山麓の広域農道 きつい起伏が終わる
暗くて窮屈な紀見トンネル。通行車両のすれ違いに緊張するのはもうゴメン、今回は余力をもって閑静な紀見峠を越え、安全で軽快な峠道を楽しみました。
紀見峠 桜が散り染め
帰りの自宅近くで道を誤り少し遠回りしましたが、走行距離が100kmに達し、高揚感に包まれてサイクリングを終えました。
サイクルコンピュータのログで、走行距離106km(6時間23分)、平均速度20.4km/h。ここまで乗って、(パッド付きの)レーサーパンツでなくても、サドルで尻は痛くなりませんでした。
琵琶湖一周、淡路島一周まで、あと少し?
すぐ帰るつもりが遠出になり、空腹で動けなくなりかけました。
準備不足でした。前もって行先を定めず、特に用意もなく出発したのが原因です。
朝食をあまり摂らず、運動で消費したカロリーを補給するものを持たなかったこと、往路の峠越えで復路を上り返す体力・気力がなくなり、遠回りして帰路についたルートも大きな起伏が待ち受けていました。
ふらりと出かけ、目にした景色に惹かれて、かつてクルマで越えた鍋谷峠(657m)を目指していました。
初めてのヒルクライム、スタートからゴールまで足つきなしで上りきると自分に言い聞かせ、頑張ること32分。峠に着いてそのまま和歌山県側に下りました。峠の頂上でUターンしなかったのが大失敗でした。
麓の広域農道との交差点で信号待ち、携行したペットボトルのアミノ酸飲料で一口補給。これがなかったら、この先自販機のない広域農道で動けなくなっていたかも…
広域農道も前半は傾斜もゆるやかでしたが、普段ならフロント・アウターで上れるような坂も、脚に力が入りません。疲労感というより、エネルギーの欠乏感。
後半にかけてさらに起伏が大きくなり、ハンガーノックしかけました。使ったことがないインナー・ローの“乙女ギア”ファイナルまで負荷を下げて、ペダルを回し続けました。未だ山越えの向こう側、帰宅できるのかと、心細くなりました。
南海電車沿線の林間田園都市の街並みが近づき、広域農道の最期の急坂を上った後、楽農市場を見つけ栄養補給に駆け込みました。
店内は農産物販売と飲食店。サドルバッグに入れた500円玉でクリームパンとアンパンを買い、テーブル席を使わせてもらい大休止。空腹が満たされると、気力が湧いてきました。
栄養が体に染み渡り、みなぎる力を感じるのはもう少し時間がたってからですが、紀見トンネルを抜け大阪府側からは下り基調となり、自宅まで快調に走りました。
次からは補給食を携行しよう、ルートを確認できる広域の地図と。頑張った日の記念写真も残そう…と心に決めた一日でした。
この日の記録 走行距離73km(4時間19分)
鍋谷峠(大阪側)ルート 距離5.9km、標高差430m、平均斜度7.3%、最大斜度10.0% 出典:関西ヒルクライムTT