妻と一緒に、もう一度来ました。
会場の最寄りの夢洲駅から東ゲートへ
(マウスオンでロールオーバー)
前回と同様に平日9時入場予約が取れる日を選び、来場者が増えてきたので、さらに30分早く現地入りします。
大阪・関西万博 東ゲート 開場前の誘導
東エントランス 開場前の人の群れ
オープン直前の東ゲート前は、(気温24℃でも)人いきれで少し汗ばむ暑さ。真夏のゲート待ちは、空調服で熱中症対策するのが吉かも。
東ゲートオープン時刻から6分で抜けました。
大屋根リングに向かって小走りに急ぐ人も散見します。アメリカ館、遠くイタリア館がお目当てでしょうか。
東ゲート入場 大屋根リングを抜けて…
急がず歩いて、5分でフランス館に到着。待ち行列なく順次入口に進んでいきます。
隣のアメリカ館はというと、通りの入場口が少し滞留しているだけで、人が流れています。
フランス館に到着
フランスでは日本の漫画・アニメーションが、盛大なフェスティバルも開催されるほど、ポップカルチャーとして広く受け入れられています。
ジブリのアニメーション映画『もののけ姫』の一シーンを、職人の手で精巧な織物にする力の入れようです。作中の犬神のよしみか、併置された(ノートルダム大聖堂の火災で焼け残った)キマイラ像が“癒し”を求めているようです。
『もののけ姫』のタピスリー
(マウスオンでロールオーバー)
暗い通路を進むと鼓動をイメージする音響が鳴り響き、壁に煌びやかな光の粒子が躍動しています。夜景でオートフォーカスを外したことがなかったコンデジですが、インテリジェント・オートモードでこの被写体は苦手なようです。
音響と躍動する光の通路(1)
(光の明滅でオートフォーカスが合わない)
古よりフランスの名ブランド、ルイヴィトンのトランクで囲まれた展示ホール、圧巻です。
鏡天井、壁全周にトランク・ディスプレイ
展示フロア中央にロダンの彫像『合わさる手』。手のモチーフは、トランクの職人の手作りの技に通じているような…。
職人の手造りを伝える映像
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フロア中央にロダンの彫像
球体に組まれたトランクがゆっくり回る大きなオブジェに、薄暗く照明を落としプロジェクターでトレードマークを浮きたたせる見せ方が斬新。
ゆっくり回るルイヴィトンのトランク
ポンピドゥー・センター屋上でのダンス映像
ポンピドゥー・センターは、パリ市街にある文化芸術の拠点施設。朝冷えしそうなビルの屋上で息を弾ませるダンサーが、目まぐるしく躍動しています。背景と動きを予想するシャッターチャンス、難しい。
日当たり明るいパビリオンの庭に出ると、オリーブの寸胴古木が若芽いっぱい空に向けています。
ニナファームミラクルガーデン『若さの樹』
ロダンの彫像『形づくる手』
フランス・ワインといえば、有名なボルドーやブルゴーニュといった銘柄。ワイン葡萄に固有の風味を与える石灰岩質の土壌。その地層を模した通路の壁の上に、葡萄農園が見える趣向。
ワイン葡萄農場を模した通路
特産のワイン葡萄
高級ワインを嗜めるほど裕福ではありませんが、濃厚な色使いを背に、高い天井から吊り下がる葡萄オブジェが、芳醇なワインの味覚を視覚で伝えています。
フランスは服飾の世界でも、流行の最先端を行く洗練された作品を世に送り出しています。素の布地がデザイナーの創意豊かに自在に形を変え、ドレスの原型になります。
トリコロールの婦人スーツ
ディオール ドレスの原型
もう一度、鼓動の音響と躍動する光の通路を渡ります。またもピンボケ写真。手探りで即座に適切な撮影モードを選択できる程には、まだカメラの取り扱いに慣れていません。残念。
音響と躍動する光の通路(2)
(光の明滅でオートフォーカスが合わない)
ノートルダム大聖堂と首里城正殿は(共に、2019年に)火災に遭いました。不測の厄災に衝撃を受けたニュース、文化遺産の保全は易しくありません。展示の照明は、炎のイメージでしょうか。ノートルダム大聖堂は昨年に再建が成って、首里城正殿は再建途上です。
ノートルダム大聖堂と首里城
モンサンミッシェルと安芸の宮島
モンサンミッシェルと安芸の宮島(厳島神社)はユネスコの世界文化遺産。
海上にあってしめ縄を渡す姿は、私的には二見が浦の夫婦岩を想い起します。
記念スタンプ
記念スタンプを押して出口に向かう前に、タラオセアン財団の展示ブースがあります。海洋環境調査活動という何をしているのかイマイチ馴染みない内容を、親しみやすいユーモラスなイラストを添えて展示しています。
海洋環境調査活動 タラオセアン財団
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Jean Jullienの作品『大阪海獣』
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合わせて、海洋調査活動のインスタレーションとして制作された展示作品は、海獣の胴体に刻まれた彫物のように海の伝説がイラストでくまなく描かれています。
出口の外に“赤い糸”で結ばれた彫像があって、フランス館のテーマ「愛の賛歌」の締めくくり。
出口で彫像のお見送り
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フランス館 待ち行列が並び始める
フランスの感性、たっぷりと堪能しました。ごちそうさまでした。
朝一番、東ゲート入場から30分でフランス館の観覧が終わりました。順調な滑り出しです。
予定コースの途中でカタール館に通りかかりました。待ち行列がなかったので、立ち寄っていきます。
カタール館
アラビア湾(ペルシャ湾)の歴史地図は19世紀四半期の英国海軍の測量地図。カタールの半島沿海の水深が広範囲にくまなく記されています。
カタールはかつて天然真珠の産業が盛んでしたが、現在は液化天然ガスの一大産出国となっています。
アラビア湾の歴史地図
マット敷の映像フロアは靴を脱いで入ります。暗くした館内で混雑すると、脱いだ靴を見失いそうになるかも?
3つのスクリーンに次々とカタールの美しい景色が映し出されます。エメラルドグリーンに映える遠浅の海浜が綺麗。
映像フロアと展示回廊
靴を脱いでフロアに座る
展示回廊に12の観光スポットが、エリアごとにパノラマ写真と平面地図のセットで展示されています。地図上の要所に、遺産・自然・文化・ホスピタリティ・産業の区分で、それぞれ色違いのガラス玉を配置して視線を向ける工夫が面白い。
カタールの海岸線 観光スポット
(マウスオンでロールオーバー)
首都のドーハ 海岸通り(コーニッシュ)
砂漠の一隅に高層ビル群が林立するカタールの首都。あぁ、ここがかの『ドーハの悲劇』だったところか…。
予定のコロンビア館に着きました。人はまだ並んでいません。
コロンビアといえば、真っ先にコーヒーが思い浮かびますが、入ってすぐ通路にあの『百年の孤独』が展示されていました。
コロンビア館
国内に生息する生物の多様性を紹介しています。天井に蝶をかたどった照明が並んで、順に明滅して展示コーナーに導いてくれます。
コロンビアの資源サンプル
多様な生物が描かれた切絵意匠の天井
鳥類1954種(固有種82種)、蝶4059種(固有種350種)などなど・・・。密林の中を飛び回る鳥や蝶、よく調べ数え上げられたものだ。
生物多様性の紹介
猛毒のカエルを手のひらに乗せる疑似体験
出口のショップで妻が希少なコーヒー(ゲイシャ種)を見つけたので、お土産にしました。
蝶に導かれ、終点のシアター・ホール
コロンビア・コーヒー
続いて、クエート館に入ります。人気の高さか、長い待ち行列です。通路の横に出口があって、小学生の団体が何やら“ムッチャ楽しかった”様子で出てきました。
クエート館
クエート館は人数を区切って入館するツアー式なので、待ち行列が遅々として進みません。長い待ち時間の余興に(うまく立ち止まれば)通路の壁に描かれた民族衣装の鏡の前で自撮りができます。
進入通路の花壇
鏡の壁で民族衣装
およそ40分待ちで入館。入場ホールに吊るされた球体スクリーンに当パビリオンの紹介映像。
球体スクリーン
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砂漠の砂の箱庭でさらさら真っ白の砂遊び。プロジェクタ―が砂上に椰子の木陰、うごめくヘビなどを映す傍らで、宝探しの砂堀りを楽しめる趣向。
砂漠の砂の箱庭
クエートの交易産品
クエートはの中東の一大産油国。油田開発の歴史をバルブ操作で読み進める趣向。
油田開発の歴史 バルブ操作で読み進む
ドームシアター上映まで順次待機
ドームシアターに入って、ソファーに寝転び天井を見上げます。街明かりのない真っ暗な砂漠の夜空を眺めているような感覚。全天を撮るには、超広角レンズの画角が欲しい。
躍動的なアニメーションと響き渡る効果音で没入感満点。なるほど、観覧を終えて出てきた生徒達が喜んでいた訳だ。
天空の星のアニメーション
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続いてハンガリー館。ここもツアー式でした。前回待ち行列に並んでみて動く気配のなさに見切りをつけ、撤退したところです。およそ40分待ちで入館。
ハンガリー館
暗闇の通路を照らす
暗い通路にガラスの衝立のアート作品。
ガラスを重ねて奥行き感を表現する
どこに導かれるのか?と順路を進むと・・・
鏡の反射
順に照明をあてアニメーション
次の上演までのカウントダウンを表示するホールで待機して、
上演まで順次待機
展示内容を全く知らずに暗いホールに入ると、トップライトに照らされた民族衣装の歌姫(の立像か…と思って眺めていたら)
民族衣装の歌姫
観客が周りの席に着くと、静かに民謡が始まりました(あぁ、コンサートだったんだ…)。ハンガリーの言葉は全くわかりませんが、聴き入ってしまいました。
さぁ一緒に歌いましょう
長く行列待ちしたので、次の予約まで時間に余裕がありません。大屋根ドームの下の空いている休憩席を見つけて、お昼ご飯(自家製おにぎり)にしました。
12時を過ぎて、会場内は大勢の観客が通りを往来しています。校外学習でしょうか、小学生の生徒の集団もこの日は多く目につきます。
TECH WORLD館、7日前抽選で当たったところです。
TECH WORLD館
和歌山からご来場の小学生の一行とご一緒になりました。
入館して心拍計のリストバンドを渡されました。バンドの留め方が見た目にちょっとわかりにくいかも。
リストバンド(心拍計)を装着
LIFE(生命)のテーマ。ホールの中央に幾多の生命が映し出される樹を模した大きなスクリーン。樹の周囲に数多くのタブレットが配され、スクリーンの躍動的な映像に合わせ、群れをなして波打つように動きます。
タブレットに触れると蝶が羽ばたき、大樹に向かって舞い上がる映像表現も楽しめます。
大樹を模したスクリーン
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触れた蝶が大樹に舞い上がる
NATURE(自然)のテーマ。湾曲したワイドなスクリーンに山深い自然の景観が、細かな画素になって流れる映像。スクリーン中央の下から霧が流れ出てフロアに漂う芸の細かな演出。ほのかに檜の香も。
霧と檜の香を添えるスクリーン
自然の景色を画素に分け流動させる映像
(マウスオンでロールオーバー)
台湾の名産、胡蝶蘭を使った二つの技術展示。(1) 胡蝶蘭を痛めず花弁に印刷するマイクロスプレー (2) スクリーンの背面に配置した胡蝶蘭を透して見せ、その花の周りを飛び交う蝶を映し出すマイクロ液晶パネル。
胡蝶蘭を使った技術展示
花弁に印刷・透過スクリーンに蝶の映像
(マウスオンでロールオーバー)
プロジェクターが投影する蛍の発光を模した通路。子供達(大人もだけど)山野の水辺を飛び交う(本物の)ホタル見たことある?(…とかいう自分も、大人になるまで見なかった・・・)。
プロジェクションの蛍が舞う通路
液晶パネルの表面が外光をほとんど反射しない「アートパネル」。目を凝らして近づいて観ても、油彩のタッチ、水彩の繊細さ、和洋の伝統絵画、ポップアートからイラストまでなんでも、キャンバスに描かれた様な質感、吃驚。
低反射の液晶パネル アートパネル
キャンバスに描かれた絵画のような質感
FUTURE(未来)のテーマ。最後の展示はICチップが作る未来の社会。スクリーンパネルに手をかざすと画面を埋めるICチップが消えて、未来社会の映像コンテンツが始まる趣向。
インタラクティブなスクリーン・パネル
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未来社会 ICチップの供給を担う
後に続く入場者を順路の窓から見下ろす
スクリーン周りのタブレットが群れて動く
リストバンド(心拍計)を読み取り、どのテーマに心が動いたかを表示してみます。自身の結果は自然のテーマに強く反応し、未来のテーマにはほぼ無反応でした。青年期に山登りに熱を上げ、老い先短い人生を映しているみたいです。
観覧中のときめき(心拍)を読み取る
TW館は来館者にもれなく記念品が貰えました。本日(日替わり)のお品は、熊のハンドタオルとコースター。台湾の半導体メーカーが熊本に大きな生産拠点を設けたので、その繋がりかしらん。
来場者の記念品(日替わり)
(マウスオンでロールオーバー)
台湾の食雑貨「神農生活」ショップで郷土料理のルーロー飯とタロ芋ロールを買い、後半の観覧に備え(妻と二人分けて)栄養補給しました。
ルーロー飯・タロ芋ロールで栄養補給
ドイツ館 循環を主題に据えた“わ!”、輪(円環)尽くしの展示。レストラン棟と展示棟も円筒形の構成。
待ち行列は長くても、庭園の木陰の通路を順次進んでいくので、気分は穏やか。
ドイツ館 庭園の中の待ち行列
入口で音声ガイドの『サーキュラー』を手渡される。
音声ガイド『サーキュラー』 言語選択
循環・持続可能な社会を目指す都市のビジョンを見て回る。
ドリームマシン 未来の都市を構築しましょう
音声ガイド中は仄かに光り、展示物の視聴を促す趣向。回り廊下内の展示を順に見て聞いて、大きな展示フロアに導かれます。
展示ごとに耳元にあてて、その説明を聞く
世の品々が資源として循環するイメージ
(マウスオンでロールオーバー)
ゆっくり回る円盤フロアのソファに寝そべり、全周スクリーンの映像コンテンツを眺めるフロア。歩き疲れた体には程よい休憩。
ゆっくり回る円盤フロアと全周スクリーン
最後のホールはアトラクション
人を認識して大きさと服地を合わせるAI画像合成。大きなリングを回してテクスチャを選ぶ。
AI画像合成
『サーキュラー』の返却口は滑り台。ころころ転がりながら「ふぅゎぁー…」と名残り惜しそうな音声を発して没するところが面白い。最後までドイツ(気質?)のこだわり演出に脱帽。
サーキュラーの返却口
出口の先の屋上庭園を徘徊します。季節の草花が咲きそろい、ドイツの観光名所の案内掲示があります。
ドイツ館 屋上庭園
続いて、コモンズ館A(29か国の共同展示館)を見て回ります。
コモンズ館A
キルギス 天井から多数の民芸品が吊り下がる。スクリーンの映像は中央アジアの僻地、ユネスコの世界文化遺産シルクロードの景色。
キルギス ブース
北マケドニア 特産のマケドニア・ルビーをあしらった宝飾。首都スコピエはマザー・テレサの故郷
北マケドニア 蝶とルビー
マザー・テレサ
モーリシャス 熱帯魚が生息するサンゴ礁をイメージした水槽。
モーリシャス 熱帯魚の水槽
(マウスオンでロールオーバー)
ケニヤ 電子楽器
ケニヤ リズム音を奏でるピースを組み合わせて、民族楽器のセッションを創作する電子楽器。
トリニダード・トバゴ カリブ海域(唯一)の石油と液化天然ガスの産出国。世界三大カーニバルの一つが、首都ポートオブスペインで毎年開催される。
前面宝飾のカーニバル衣装
(マウスオンでロールオーバー)
独特の響きを持つスティールパン。巧みに切り込んだ音盤で15の音階を表現する。
ドラム缶から生まれた打楽器 スティールパン
イエメン 異国情緒な宝飾品売り場。店先の売り買いで上手な価格交渉(値切り)は大阪人の嗜み。ここに活かされるでしょうか?
イエメン 宝飾品売り場
ウガンダ 現地スタッフとその関係者?が即興でドラム演奏を始めました。息の合ったセッション、からだが揺れ踊るリズムが響き、多くの聴衆が取り囲みました。
ウガンダ アフリカンドラムの即興演奏
パプアニューギニア 展示台のホログラム装置で伝統行事の映像を見せる趣向。首都ポートモレスビーは古の貿易拠点、太平洋戦争中は連合国の(南洋の拠点)基地がありました。
パプアニューギニア ブース
観光地図とホログラムの映像
ソロモン諸島 ガダルカナル島は太平洋戦争の激戦地。
ソロモン ブース
カジキ、シュモクザメ、トビウオの木彫り細工
広い排他的経済水域はカツオ・マグロの好漁場、日本と漁業協力関係にあります。
漁労道具
編うちわ
ルワンダ ブースを照らす照明のシェードがおしゃれ。民族紛争(1994年)が描かれた映画『ホテル・ルワンダ』を見ましたが、現下のルワンダは近年経済成長著しく「アフリカの奇跡」と呼ばれるとか。
ルワンダ ブース
コソボ ジュエリーの刺繍
コソボ 伝統模様を織り交ぜたジュエリーの刺繍。コソボ紛争(1998-99年)中に性暴力に遭った女性たちのレジリエンス・抵抗力を表わす工芸作品。
セーシェル この世の楽園、赤道直下の常夏の島。国土の約半分は自然保護区域で、ユネスコの世界自然遺産。固有種の双子椰子の実は世界最大の種子とか。不許持出無用?のホログラム・シールが貼り付けてあります。
セーシェル 水平線から垂直に太陽が昇り沈む
双子椰子
サモア カヴァボウル。カヴァの根や葉をすり潰し水で溶いて嗜好飲料を作る。南太平洋のフィジー、トンガ、サモア、ハワイなどで特に宗教的、社会的な儀礼で飲まれる…そう。トンガの展示ブースにも似たものがありました。
サモア カヴァボウル、ココナツのカップ
サモア ココナツ石鹸、パルサミ缶詰、他
ボリビアのひときわ目立つキラキラ装束。モール織の文字を検索すると、ユネスコの無形文化遺産の『オルロのカーニバル』がヒットします。
ボリビア カーニバル装束
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極彩色の置物
極彩色の置物。馬や猫はともかく、蛙は見た目が不穏、猛ドクガエルそっくりです。
エスワニティ アフリカ野生動物の置物はガラスの廃品をリサイクルして作られたもの。
エスワティニ ガラス細工
トンガ 海浜を描いたアート作品とウミガメの木彫り細工。小さな甲羅に大きな手足、トンガの浜辺で孵化した子亀が海に向かう情景、カワイイ。
トンガ 木彫り細工
トンガの宗教・教育・スポーツ・文化が描かれたアート作品。伝統的な儀式に用いられるタパ布の原材料はコウゾの樹皮。廃棄されたタパ布をリサイクルしています。
タパ布のアート
スリランカ 香りの利き紅茶に行列ができていました。違いがわかる?
スリランカ ブース
香りの利き紅茶
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バルバトス 戯れに顔出しパネル。
バルバトス 民族衣装パネル
時間をかけて(75分)じっくり観覧しましたが、1か国見逃したようです。
次のパビリオンに向かう途中、静けさの森を抜けます。すっかり陽が西に傾き、人通り混雑も少し落ち着いた様子です。路傍の植栽が季節の草花を咲かせています。
静けさの森 植栽 ガウラ
鳥かごのような円庭があります。中は見る位置によってサボテン、日本庭園、観葉植物に相を変えます。鏡写しのトリックです。
静けさの森 鏡写しの円庭
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コモンズ館B(26か国の共同展示館)を見て今回の万博観覧を終わりにします。
コモンズ館B
ソマリア 国内の紛争・政情不安と貧困社会が続き、外務省から渡航制限(レベル4:退避勧告)が出ています。沖合で頻発する海賊行為に対処するため、自衛隊護衛艦の海外派遣が以前ニュースになりました。
ソマリア ブース
(マウスオンでロールオーバー)
パラグアイ アルマジロの置物
パラグアイ 戦前・戦後、本邦から地球儀の裏を見返す彼方まで開拓移民が入植しました。万博のテーマはIKIGAI(生きがい)だそう。
ドミニカ(共和国) 青い装束はペットボトルや(プラスチックの)スプーンやキャップなどを装飾の材料に使っています。タイノ人は、大西洋を渡って“新大陸”を発見したコロンブスが出会った先住民。
ドミニカの装束
タイノ人の工芸品
ミクロネシア連邦 南洋の島嶼を巡るクラブクロウセイルの舟、大海原を遊泳するウミガメ・シュモクザメ・マンタなど木彫り置物、冠、編み飾りなど。
ミクロネシア連邦 ブース
サメ・ウミガメの置物 冠、編み飾り 他
編み物の工芸品が多数展示されています。その素材を協会スタッフに尋ねると、現地スタッフも加わってパンダナスと教えていただきました。
編み物の工芸品
編み物の素材を教示してもらう
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ジャマイカ 人目を惹くポップな看板。ボブ・マーリーがお出迎え。突き抜ける“青い山”の看板は、特産の高級コーヒー豆『ブルーマウンテン』のイメージ?
ジャマイカ ブース
戯れに人類最速の決めポーズ。スポーツで世界にはばたくジャマイカ。ベルリン世界陸上(2009年)100m・200m決勝の世界記録は今なお破られていません。
人類最速 ウサイン・ボルト
レゲエの伝説 ボブ・マーリー
ベナン 西アフリカの後発開発途上国、日本と飲料水供給、病院、学校、道路、発電所の建設などで協力関係を築いています。首都ウィダはブードゥー教の発祥の地とか。
ベナン ブース
建国歴史 パートナーシップ
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ツバル 地球温暖化・海面上昇が進むと国土の大半を失うかもしれない太平洋の小さな島国。
ツバル ブース
スタンプ台の傍に、付箋紙の寄せ書きが千羽鶴のように壁一面に貼り付けられていました。
冠とうちわ(ミニチュア)
ツバルの暮らし
モーリタニア ヒトコブラクダのお出迎え。サハラ砂漠を越えて交易路を行き交うラクダの隊商。古くは西アフリカを版図とし、中継貿易の地の利で栄えたそう。
モーリタニア ブース
レソト ソト族の建国の地ダバ・ボシウにあるキロアネ山。
レソトのキロアネ山の模型
国旗の中心に描かれるバソト・ハットはレソトの民族衣装。キロアネ山をかたどっています。
バソトハット
ナウル 太平洋の赤道直下の小さな島。当初から今なお“空の展示台”がSNSで話題になりました。メインに据えるものが決まらないのでしょう…ね?
ナウル ブース 話題の『ナウル台座』
編み物の工芸品、カヌーの模型その他が展示されていて、ここでパンダナス・パウンダーを見つけました。
伝統装束のいで立ち
パンダナス・パウンダー
ガンビア 親子三代の黒人奴隷物語「ルーツ」の故国。始祖の名を冠したユネスコの世界文化遺産クンタ・キンテ島はかつて奴隷貿易の拠点。
ガンビア 太鼓
ガンビア 弦楽器と木琴
ガイアナ 深い熱帯雨林に生物多様性。ヒョウ、ナマケモノ、ホエザル、アリクイ、アルマジロのぬいぐるみがご愛敬。
ガイアナ ブース
ナマケモノ
ジンバブエ 国旗の図柄になる展示台正面に掲げられた☆マークの鳥、モチーフは世界文化遺産の古代建造物遺跡から出た鳥の彫像。
ジンバブエ ブース
伝統楽器 ムビラ
アフリカの大自然が展開するパノラマの映像に引き込まれました。
ジンバブエの滝
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ジンバブエの台地
(マウスオンでロールオーバー)
スタンプを集め疲れた妻は外のベンチで休憩中。電池が切れて一緒に回れなくなった様子なので、6か国を残し切り上げました。長時間(80分)の観覧のうちにすっかり日が暮れました。
帰る前に、前回と今回観覧したパビリオンを中心に、その夜景を見て回ります。
バーラト(インド)館 パビリオン屋上のライトアップを見そびれました。
バーラト(インド)館
オーストラリア館 白いテントの内から艶やかな色使いのライトアップ。
オーストラリア館
西陣織のドームは、夜のとばりが下りました。
飯田GHD&大阪公立大学共同出展館
TECH WORLD館の無機質な外観はライトアップで表情がかわる。
TECH WORLD館
階段を上って入口に向かう人の姿がシルエットになるスペイン館。
スペイン館(未観覧)
ベルギー館は大型(全天候)プロジェクタを使ったプロジェクションマッピングのライトアップ。
ベルギー館
(マウスオンでロールオーバー)
ハンガリー館は落ち着いた照明です。
ハンガリー館
ポーランド館 木組みの外装が細かく整った明暗模様を照らし出しています。
ポーランド館
光る風船
光る風船が団体休憩所の前にあります。暗夜に輝く存在感、引き寄せられて触れたくなります。
人気のクエート館は、夜間も長い待ち行列です。
クエート館
ユニークな装飾のオーストラリア館は、ライトアップで夜も浮き立ちます。
オーストラリア館(未観覧)
コロンビアのライトアップは国旗に寄せて黄色の発色がもう少しあればイイね。
コロンビア館
ロープの簾。
ポルトガル館
トルクメニスタンのライトアップは周囲を圧する煌びやかさです。
トルクメニスタン館
窓明かりが漏れるギャンブレル屋根の北欧館。雪明りの夜もこんな感じ?
北欧館
夜も地中海の陽光、マルタ館。
マルタ館
全周ボヘミアンガラスを纏うチェコ館は、まるでランプシェード。
チェコ館
ウォータープラザの水上ショーの時間に合わせ大屋根リングに上ります。大勢の観客がウォータープラザの観覧席に集まっています。
会場夜景 ウォータープラザ
会場夜景 マーケットプレイス東
遠くまで弧を描く大屋根リングのライトアップが綺麗です。
会場夜景 カナダ館(未観覧)
フランス館のトリコロールのライトアップが映えます。
会場夜景 アラブ首長国連邦館
(マウスオンでロールオーバー)
大屋根リングの回廊は昼間の混雑が嘘のように閑散としています。
大屋根リング 回廊
人気のパビリオンは日が暮れても長い行列が続いています。
フランス館 ライトアップ
東口まで戻ってきました。ドイツ館とカタール館の夜景は回り撮り損ねました。
大屋根リング ライトアップ
帰りのラッシュを避けて早めに東ゲートを抜けます。会場の案内スタッフが出口近くに並んで、コンサートライトを振りながら笑顔で見送ってくれます。
東ゲート 夜道の帰り客
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本日の万歩計歩数は、2万2千歩。来場者数12万9千人。平均気温24℃、最高気温28℃。少し日焼けしましたが、風もあって快適でした。
今回は来場者でごった返していましたが、お天気よく、楽しめました。
フル充電のデジカメ、たくさん写真を撮って、途中で予備バッテリーに入れ替えました。
もう一度行きたいな。